AGA治療薬の効果とは|それぞれの種類でどう違うの?

AGA

AGA治療薬のそれぞれの効果は?

髪の毛が薄くなってきたときの対策方法の1つとして、AGA治療薬を使った方法があります。

AGA治療薬を使ったり調べたりしたことがあれば、その種類はさまざまあることをご存知でしょう。

なかには、クリニックでオリジナルに作られているAGA治療薬もあります。

今回は、AGA治療薬のなかでも一般的な内服薬と外用薬について焦点を当ててご紹介します。

AGA治療薬の使用を検討していて、その効果を詳しく知りたい方は必見ですよ!

AGA治療薬って一体何?

AGA治療薬の効果をご紹介する前に、そもそもAGAとは何なのかを知っておきましょう。

AGAとは、男性型脱毛症のことを指します。

このAGAに密接に関わっているのが、以下の3つです。

  • ジヒドロテストステロン(DHT)
  • 5αリダクターゼⅠ型/Ⅱ型
  • アンドロゲン受容体

ジヒドロテストステロン(DHT)は、脱毛因子を含む男性ホルモンです。

5αリダクターゼは、もともと体内にあるテストステロンという男性ホルモンを、DHTに変性する働きがあります。

これはI型・Ⅱ型とあり、Ⅰ型は側頭部や後頭部、Ⅱ型は前頭部と頭頂部と、それぞれ存在する場所が異なります。

そして、アンドロゲン受容体はDHTと結びつき、抜け毛を促進してしまうのです。

AGA治療薬にはどんな種類がある?

AGAが起こるメカニズムは、以上のとおりです。

AGAに対して、AGA治療薬の働きは以下の2タイプがあります。

  1. 薄毛の進行を抑制するのに働く薬
  2. 髪の毛の発毛促進に働く薬

①のタイプは、5αリダクターゼや受容体の働きを抑えて、薄毛の進行を抑制します。

②のタイプは、血行を良くして髪の毛の成長を促します。

大きく分けると以上の2タイプとなりますが、その中でもさらに効果が出る範囲などが異なります。

AGA治療にあたって、いったいどのタイプの薬が自分の薄毛症状に適しているのか見極めていきましょう。

薄毛の進行を抑制するのに働く薬

薄毛の進行を抑えるという目的は一緒でも、薄毛の症状は人により異なります。

たとえば、後頭部の薄毛の進行が激しい方もいるでしょう。

あるいは、前頭部の生え際からハゲていく、いわゆるM字ハゲで悩まれている方も大勢いらっしゃいます。

前者は5αリダクターゼⅠ型、後者は5αリダクターゼⅡ型が原因と考えられます。

AGA治療薬の中には、これら5αリダクターゼの働きを抑えるものがありますよ。

髪の毛の発毛促進に働く薬

薄毛の進行を抑制する薬を「守りタイプ」とすると、発毛を促進する「攻めタイプ」のAGA治療薬もあります。

髪の毛の発毛を促進する薬は、基本的に血流を良くする働きをします。

血流を良くして、髪の毛へまで栄養がしっかりと届き、健康的な状態へと導きます。

またそれ以外にも、髪の毛の成長を促す器官である毛母細胞の働きを活性化するAGA治療薬もありますよ。

このような効果により、髪の毛の成長を助け、新しい髪の毛を発毛させて薄毛を治療していくのです。

薄毛の進行を抑制するAGA治療薬とその効果

AGA治療薬には、「守りタイプ」と「攻めタイプ」の2タイプがあるとお伝えしました。

では、ここからは、それぞれについてさらに詳しく解説します。

まずは、「守りタイプ」のAGA治療薬の種類と効果についてご紹介しますね。

ここでご紹介するAGA治療薬は、以下の4つです。

  1. プロペシア
  2. プロペシアのジェネリック医薬品
  3. ザガーロ
  4. アボルブ

それぞれの成分と効果を記載しますので、治療の参考にしてみてくださいね。

プロペシア

まずは、AGA治療薬の中でも最もメジャーと言っても差し支えない「プロペシア」からご紹介します。

プロペシアは、アメリカの製薬会社が開発したAGA治療薬です。

信頼度の高さから、世界60カ国以上で使われているAGA治療薬でもあります。

日本では2005年に発売されて以降、多くのクリニックで処方されています。

長きに渡って愛用されていることからも、その効果の高さがうかがい知れますね。

成分

さて、そんな人気のAGA治療薬プロペシアは、フィナステリドが主成分となっています。

フィナステリドは、抗アンドロゲン薬に分類されます。

アンドロゲンとは、男性ホルモンのこと。

つまり、抗アンドロゲンとは、男性ホルモンの働きを抑制する効果があるということですね。

ホルモンに作用することから、プロペシアを女性が使用することは禁忌とされています。

とくに、妊娠中や授乳中の女性が身近にいる方は、女性が触れられない場所に保管するなど注意が必要です。

効果

女性が使用できない理由として、男性ホルモンの働きを抑制するためだと述べました。

この男性ホルモンとは、つまりジヒドロテストステロン(DHT)のことを指します。

厳密には、5αリダクターゼの働きを抑制してDHTに変換するのを阻害します。

ただし、プロペシアで抑制できるのは5αリダクターゼⅡ型のみ。

つまり、前頭部や頭頂部の薄毛が進行している人に相性の良い治療薬と言えます。

一方で、側頭部や後頭部の薄毛が進行している人にはあまり効果が期待できないでしょう。

プロペシアのジェネリック医薬品

薄毛の症状により相性が異なるプロペシアですが、幅広い方に使われていることには変わりありません。

そんな人気AGA治療薬であるプロペシアですから、ジェネリック医薬品も開発されています。

ジェネリック医薬品とは、特許が切れた治療薬と同じ成分を使って、安価に販売される薬のことです。

厚生労働省にも認可されているため、安全性に関してはプロペシアと同等です。

安全かつ安価であることから、あえてジェネリック医薬品を希望される患者さんも少なくありません。

成分

前述のとおり、ジェネリック医薬品はもとの治療薬と同じ成分を使用しています。

そのため、プロペシアのジェネリック医薬品にはフィナステリドが主成分として使われています。

プロペシアの正規品とジェネリック医薬品ともに、0.2gと1mgの2種類があります。

効果

プロペシアのジェネリック医薬品は、プロペシアと同等の効果があります。

つまり、5αリダクターゼⅡ型の働きを抑制する効果と言うことですね。

プロペシアのジェネリック医薬品は、以下の種類があります。

フィナステリド錠 0.2mg・1mg「ファイザー」 ファイザー株式会社
フィナステリド錠 0.2mg・1mg「サワイ」 沢井製薬株式会社
フィナステリド錠 0.2mg・1mg「トーワ」 東和薬品株式会社
フィナステリド錠 0.2mg・1mg「クラシエ」 クラシエ製薬株式会社
フィナステリド錠 0.2mg・1mg「SN」 あすか製薬株式会社
フィナステリド錠 0.2mg・1mg「武田テバ」 武田薬品工業株式会社
フィナステリド錠 0.2mg・1mg「FCI」 富士学工業株式会社

すべて効果は同じですが、クリニックや薬局ごとに取り扱いの有無が異なります。

ザガーロ

続いてご紹介するのは、イギリスの製薬会社が開発したAGA治療薬の「ザガーロ」です。

開発したのはグラクソ・スミスクライン株式会社で、世界でも有数の製薬会社です。

日本でAGA治療薬として認可されたのは2015年で、その翌年に販売が開始されました。

厚生労働省に認可された薬ではありますが、未成年者や女性に関しての有効性及び安全性は確認されていません。

成分

ザガーロに配合されている主成分は、デュタステリドです。

プロペシアの主成分であるフィナステリドに名前が似ていますが、その働きも似ています。

では、プロペシアとザガーロの何が違うのかというと、効果の範囲が異なります。

詳しい効果については、次の項でご紹介します。

ザガーロは、0.1mgと0.5mgの2種類があり、服用する方の薄毛症状や体質に合わせて処方されます。

効果

では、デュタステリドの効果についてご紹介します。

デュタステリドは、フィナステリドと同じく抗アンドロゲン薬に分類されます。

フィナステリドとの違いは、5αリダクターゼの効果範囲です。

フィナステリドはⅠ型のみに作用しますが、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方に作用します。

薄毛症状が前頭部や頭頂部に起きている方は、ザガーロの方が効果を期待することができるでしょう。

効果範囲の広さからザガーロの方が良いと思われるかもしれませんが、その分副作用の危険性も高くなります。

薄毛が側頭部や後頭部だけであれば、プロペシアの方が副作用の危険性が低くなります。

自分の薄毛症状に合わせて、なるべく安全で効果的なAGA治療薬を選びましょう。

アボルブ

抜け毛を抑制するタイプのAGA治療薬として最後にご紹介するのが、「アボルブ」です。

アボルブは、ザガーロと同じくグラクソ・スミスクライン株式会社が開発しました。

実は主成分も、ザガーロと同じデュタステリド

ではザガーロとアボルブ、何が違うのかと言うとAGA治療薬として厚生労働省に認可されているか否かです。

アボルブはAGA治療薬とは認可されておらず、前立腺肥大症の治療薬として認可されています。

成分

上記のように、アボルブはデュタステリドを主成分としています。

アボルブはカプセル状で、配合量は0.5mgのみです。

ちなみに、ザガーロの形状もカプセルのため飲みやすさに違いはありません。

アボルブはAGA治療薬として認可を受けていませんが、ザガーロと同じで抜け毛の抑制効果を発揮しますよ。

そのため、アボルブの処方をしているAGAクリニックもあります。

効果

AGA治療薬としては、アボルブとザガーロは同じ効果を発揮します。

なぜ、アボルブが前立腺肥大症の治療薬として用いられるかというと、前立腺肥大症も男性ホルモン(DHT)が原因で起こるためです。

前立腺肥大症になると、頻尿や残尿感、排尿の勢いがなくなるなどの症状が出ます。

こうした前立腺肥大症は、なんと80歳以上の男性の9割に起こるとも言われていているのです。

そのため、AGA治療を受けることがなくても、いつか前立腺肥大症の治療としてAGAを使う可能性はあるでしょう。

反対に、AGA治療薬としてアボルブやザガーロを服用している場合、前立腺肥大症も抑えられる可能性があります。

髪の毛の発毛促進に働くAGA治療薬とその効果

ここまでは、髪の毛の抜け毛を予防する「守りタイプ」のAGA治療薬をご紹介しました。

ここからは、髪の毛の発毛を促す「攻めタイプ」のAGA治療薬をご紹介します。

ご紹介するのは、以下の4種類です。

  1. ミノキシジルタブレット
  2. ロゲイン
  3. リアップ
  4. アロビックス

抜け毛予防をするAGA治療薬は、内服薬が一般的です。

一方、発毛を促進するAGA治療薬は、内服薬と外用薬にわかれます。

これからご紹介するものにも、内服薬と外用薬があります。

どちらが自分に合いそうかを考えつつ、読んでみてくださいね。

ミノキシジルタブレット

まず最初にご紹介するのは、内服薬の「ミノキシジルタブレット」です。

主成分であるミノキシジルを開発したのは、アメリカにある製薬会社のファイザー(当時はアップジョン社)です。

現在はAGA治療薬として有名なミノキシジルですが、昔は高血圧症の治療として用いられていました。

その後発毛効果が見られたことから、現在のAGA治療薬として使われるようになったのです。

ただし、厚生労働省は高血圧症の治療薬として認可していますが、AGA治療薬としては認可していません。

成分

前述のとおり、ミノキシジルタブレットの主成分はミノキシジルです。

ミノキシジルの配合量は、5mgと10mgの2種類です。

配合量が多ければ多いほど高い効果が期待できますが、一方で副作用の危険性も上がります。

ミノキシジルは、血管を拡張させる作用があることから、以下のような副作用が起こる場合があります。

  • 初期脱毛
  • むくみ
  • 低血圧
  • 動悸
  • 肝機能障害
  • 多毛症

上記のように、ミノキシジルタブレットのような副作用は肝臓への負担がかかります。

もともと肝機能に心配がある方は、医師に相談してみましょう。

効果

ミノキシジルは、もともと高血圧症の治療薬として開発されました。

高血圧の原因として、血液量の増加の他に血管が狭まっていることが挙げられます。

血管が狭ければ狭いほど、血液を流すための圧力を強くする必要があります。

ミノキシジルは血管を拡げて、血圧を下げる働きをします。

しかし、高血圧の治療にミノキシジルを使用した方の副作用として、多毛症がありました。

多毛症とは、体毛が生えたり太くなったりする症状のことです。

これを逆手にとって、髪の毛を発毛させるために用いられるようになったのがミノキシジルタブレットです。

ただし、内服薬であることから頭部以外の体毛が増えてしまう可能性もあります。

そのため、AGA治療薬においてミノキシジルを使用する場合には、内服薬ではなく外用薬が人気です。

ロゲイン

ミノキシジルを使った外用薬が、「ロゲイン」です。

ロゲインには、泡状と液状の2種類があります。

一般的なのは、スポイトを使って幹部に直接塗布する液状タイプです。

ロゲインは、プロペシアやザガーロと違い女性でも使用することができます。

女性用はミノキシジル2%、男性向けは5%となっています。

日本でロゲインを入手するには、AGAクリニックで処方してもらう必要があります。

成分

ロゲインの主成分は、ミノキシジルタブレットと同じくミノキシジルです。

ミノキシジルタブレットとの違いは、内服薬か外用薬であるかです。

内服薬と外用薬どちらの方が合うのかは、症状や体質などで異なります。

ただし、肝臓に疾患や不安がある方は、外用薬のロゲインがおすすめです。

効果

ロゲインの効果は、ミノキシジルタブレットと同じく血管拡張作用です。

患部に直接塗布することができるため、頭部の血管のみを拡張することができます。

ただし、内服薬に比べて蒸発しやすく、外用薬の方がやや効果が低くなる可能性があります。

一方で内服薬は、肝臓への不安がかかり、全身の多毛症を引き起こす可能性があります。

このことから、ミノキシジルを使用したい場合にはロゲインを選ぶ方も多いでしょう。

クリニックでも、AGA治療薬としてミノキシジルを処方する場合には、外用薬を選ぶところが多くなっています。

リアップ

AGA治療薬として、最も購入しやすいのが「リアップ」です。

こちらは、日本の製薬会社である大正製薬が開発・発売しています。

国内の製品であることから、安全性が高く安心感のある医薬品です。

医薬品には第1類と第2類があり、第1類の方が効果と副作用の可能性が高くなります。

リアップは、そのうちの第1類医薬品に分類されます。

医師の処方は無くても購入できますが、薬剤師のいる薬局かドラッグストアでの購入となります。

いままでご紹介した中では、初めての方でもトライしやすいAGA治療薬と言えるでしょう。

成分

リアップに配合されている成分は、ミノキシジルです。

リアップはシリーズになっており、配合量や成分で種類が異なります。

リアップシリーズの商品名と、ミノキシジルの配合量は以下のとおりです。

リアップ ミノキシジル1%
リアッププラス ミノキシジル1%+頭皮改善の成分
リアップジェット ミノキシジル1%+爽快感
リアップX5プラス ミノキシジル5%+頭皮改善の成分
リアップリジェンヌ ミノキシジル1%+頭皮改善の成分

効果

さまざまな配合量や配合成分、使用感を選ぶことができるのがリアップシリーズのメリットです。

初めてのAGA治療薬として、薄毛が少し気になってきた方は「リアップ」が良いでしょう。

薄毛の原因が頭皮環境にあれば、「リアッププラス」や「リアップX5プラス」がおすすめです。

「リアッププラス」に配合されているミノキシジル以外の成分と効果は、以下の3つです。

  • パントテニールエチルエーテル:毛細胞に栄養を補給する
  • トコフェロール酢酸エステル:皮脂の酸化防止、頭皮の保護
  • l-メントール:かゆみ・炎症の抑制、清涼感

「リアップX5プラス」に配合されているミノキシジル以外の成分と効果は、以下の3つです。

  • ピリドキシン塩酸塩:皮脂の過剰分泌の抑制
  • トコフェロール酢酸エステル:皮脂の酸化防止、頭皮の保護
  • l-メントール:かゆみ・炎症の抑制、清涼感

アロビックス

「アロビックス」も、発毛を促進する効果が期待できるAGA治療薬です。

クリニックでも、AGA治療薬として処方されることの多い外用薬ですが、こちらはジェネリック医薬品となっています。

アロビックスの先行薬は、第一三共株式会社の「フロジン外用液5%」です。

ジェネリック医薬品なので、先行薬に比べて安く購入できるというメリットがあります。

ロゲインと同じ外用薬ですが、ロゲインよりも取扱いクリニックは少なくなっています。

成分

アロビックスの主成分は、「カルプロニウム塩化物」です。

アロビックスは、円形脱毛症や乾性脂漏症、尋常性白斑治療に用いられます。

円形脱毛症は薄毛症状の1つで、名前のとおり抜け毛が円形に起こる症状です。

乾性脂漏は皮脂分泌がとどこおり、乾燥によるフケや臭いがしてしまう症状です。

そして尋常性白斑は皮膚内の一部のメラノサイトが消失してしまい、脱色してしまう症状のこと。

カルプロニウム塩化物はその他にも、胃下垂や慢性胃炎の治療薬として用いられていますよ。

効果

アロビックスは、ミノキシジルと同じく血管の拡張による発毛の促進効果が期待できます。

ミノキシジルとの違いは、男性だけでなく女性でも比較的安全に使用できる点です。

ミノキシジルを女性が使用する場合には、配合量が1%のものを選ぶ必要があります。

一方、アロビックスは男女ともに配合量5%のものを使用することができます。

また、ミノキシジルの場合は頭皮が乾燥してしまうリスクがつきもの。

それに対して、アロビックスは乾性脂漏症にも使えるように、頭皮の乾燥を招きにくい成分です。

ただし、アロビックスはリアップのように市販では販売されていません。

必ずクリニックで処方してもらう必要があるため、手軽さを求めている方に合わないかもしれません。

AGA治療薬の効果を最大限に発揮するには?

以上のように、AGA治療薬はさまざまな種類が存在しています。

これだけ種類があると、どれを選べば良いのか悩んでしまう方もいるでしょう。

ではいったい、どのようにAGA治療薬を選び使用すれば、効果を最大限に発揮できるのでしょうか?

ここからは、効率よく効果を得るための方法とAGA治療薬の選び方について解説します。

これから薄毛治療を目指される方は、ぜひ読んでみてくださいね。

自分の薄毛症状に合った治療薬を服用する

AGA治療薬の選び方として基本となるのが、自分の薄毛症状にあっているものを選ぶことです。

先ほど解説したとおり、同じ守りタイプの治療薬でも効果の範囲が異なります。

まず、5αリダクターゼのⅠ型だけを防げばよいのか、それともⅡ型も防ぐ必要があるのかが異なります。

さらに、薄毛がまだそれほど進行していなければ、抜け毛を抑えるだけでも改善する可能性があります。

反対に、薄毛がだいぶ進行してしまっている場合には、内服薬と外用薬の併用をする場合もあります。

継続して服用する

AGA治療において失敗しがちなのが、途中で治療薬の服用をやめてしまうことです。

治療の途中でやめる理由としては、効果が得られないから、という方が多いでしょう。

しかし、AGA治療薬の効果が出るのは最低でも3ヶ月~6ヶ月かかります。

これは、頭皮の環境が正常に戻り、髪の毛が実際に生えてきたと実感できるようになるまでの期間です。

継続して服用していれば、頭皮は改善に向かうでしょう。

はじめは実感ができなくても、まずは3ヶ月~6ヶ月の間はAGA治療薬の継続的な服用をしましょう。

体質に合った治療薬を服用する

副作用の危険性を減らすために、体質に合った治療薬を服用することも大切です。

体質とは、性別や肌質、持病の有無などが当てはまります。

女性が男性向けのAGA治療薬を服用してしまうと、重篤な副作用が起きる可能性があります。

また、肝機能障害や低血圧など持病がある場合には、症状を悪化させてしまう場合もあるのです。

AGAクリニックで薬の処方を受ける場合、血液検査を行うことが多いでしょう。

これは、副作用の危険性を低くするために必要なことなので、しっかりと受けておきましょう。

専門クリニックで処方された治療薬を服用する

前述のとおり、専門のクリニックであれば血液検査の結果を受けて、AGA治療薬の処方をしてもらうことができます。

しかし、なかにはAGA治療薬を輸入代行などの通販サイトで購入する方もいます。

通販で購入することは違法ではありませんが、すべて自己責任で購入する必要があります。

購入するサイトの中には、類似品を正規品と偽って販売している場合もあります。

また、体質に合わないAGA治療薬を服用してしまい、副作用が起きてしまう可能性もあるのです。

そうならないためにも、専門クリニックで診察を受け、処方された治療薬を服用するようにしましょう。

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AGA治療薬で効果が感じられなかったらどうすれば良い?

AGA治療薬の服用を開始して半年以上経ったけれど、どうにも効果が出ない…。

そんな風に治療が行き詰ってしまう方も、なかにはいるでしょう。

そんなときには、治療の視点を変えてみることも大切です。

専門クリニックでは、さまざまな治療方法を提供しています。

一番手軽なのはAGA治療薬による治療ですが、それ以外にもこれからご紹介するような方法がありますよ。

他の治療法を試す

AGA治療において、治療薬以外にもさまざまな治療方法が開発されています。

AGA治療薬の場合は、自分で服用するか塗布していく必要があります。

しかし、下記の2つの治療方法は、来院時に医師による施術を受けるだけで治療が可能です。

  • 育毛メソセラピー
  • HARG療法

1回あたりの治療費はAGA治療薬に比べて高額になりますが、治療期間が短くなることがメリット。

AGA治療薬は効果が出るまで継続する必要があるため、育毛メソセラピーなどの方が安くなる可能性もあります。

それぞれの治療方法については、以下でご紹介します。

育毛メソセラピー

AGA治療薬の場合、体質に合った種類を選ぶ必要がありました。

それに対して育毛メソセラピーの場合は、男性女性に関わらず治療を受けることができます。

発毛促進の効果がある成分を頭皮に直接注入するのですが、方法としては以下の3つが挙げられます。

  • パピュール法:注射器で注入する
  • ダーマローラー法:針付の医療用ローラーで注入する
  • ノンニードル法:炭酸ガスを使って成分を散布する

針を使う方法の場合、痛みに弱い方のために笑気ガスや麻酔などを用意しているクリニックもあります。

治療を受ける前に、来院予定のクリニックではどの方法を用いているのか、事前に調べておくと安心ですよ。

HARG療法

HARG療法も、育毛メソセラピーと同じく頭皮に直接有効成分を注入する治療方法です。

では、何が違うのかというと、注入する成分が育毛メソセラピーとは異なります。

HARG療法で注入するのは、「HARGカクテル」と呼ばれる成分です。

HARGカクテルには、髪の毛の成長因子と、髪の育毛を促す成分が配合されています。

基本的に、育毛メソセラピーには髪の育毛を促す成分しか配合されていません。

そのため、育毛メソセラピーよりもさらに高い効果を期待するのであれば、HARG療法がおすすめです。

ただし、その分価格も育毛メソセラピーより高くなるので、予算を考えておきましょう。

自毛植毛をする

薄毛が局所的で、後頭部には髪が生えている場合には自毛植毛もおすすめです。

自分の健康な毛母細胞を使い、薄毛になっている場所に移植します。

上手くいけば、移植場所に毛母細胞が定着して、そこから再び髪の毛が生えるようになってきます。

一度定着してしまえば、以降は半永久的に髪の毛が生えてくるため継続的な治療が必要ありません。

ただし、自分の髪の毛がある程度残っていなければ治療は受けられません。

金額的にも安くはないため、じっくりと検討してから治療に取り組んだ方が良いでしょう。

ウィッグをつける

AGA治療薬以外の方法は効果が高い一方で、治療費も高くなってしまうデメリットがあります。

度々通院する必要もあるため、仕事などの関係から難しい方もいるでしょう。

そんな方は、ウィッグを使う方法もあります。

ウィッグは、一部だけ付け毛として使えるものや、すっぽり被れるフルウィッグがあります。

さっと被るだけで使えるので、簡単にイメチェンすることができますよ。

根本的な治療ではありませんが、外出時や人に合うときだけ隠したいという方は検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はAGA治療薬の種類と効果について、詳しくご紹介しました。

なんとなく聞いたことはあっても、効果の違いまでは知らなかったという方もいるのではないでしょうか?

今回ご紹介した内容を踏まえて、今後のAGA治療に役立ててください。

また、ご紹介した以外にも、クリニック独自のAGA治療薬や治療方法が日々研究・開発されています。

自分に合った方法を模索して、積極的に薄毛改善を目指していきましょう!