髪の毛に卵が良いって本当?食べ方・パック方法についても解説!

髪の毛

髪の毛に卵は良い影響を与える!?

生のままはもちろん焼いても煮ても美味しく食べられ、昔から老若男女問わず人気の卵。

食べて美味しいだけでなく、さまざまな栄養素が詰まったスーパーフードとも呼べる存在です。

実はこの卵、体の健康維持だけでなく髪の毛の健康にもたくさんの効果をもたらしてくれるんですよ。

ですが卵の栄養素の何が髪の毛に良いのか、気になるところですよね。

今回は卵が髪に与えてくれる、良い影響について調べてみたいと思います。

髪の健康と美容に効果的と話題の「卵パック」の方法についてもご紹介しますよ。

卵に含まれる栄養素と髪の毛に与える効能

卵は良質のタンパク質を中心に、カリウムやビタミン群、ミネラルなどを含みとにかく栄養価が高いことで有名です。

アメリカのあるデータでは髪の毛のために摂るべき食材の第1位に選ばれており、その有効性が確かに実証されているんですね。

ところで卵に含まれるどんな栄養素が、髪の毛の健康のために役立つのかをご存知でしょうか?

次は卵に数多く含まれる栄養素の中から特に髪の毛に効果が高いものを厳選し、それぞれの効能について詳しくご説明していきたいと思います。

タンパク質

まず卵の主成分であるタンパク質。

3大栄養素の1つでもあるタンパク質は、体を作る上で欠かすことのできない栄養素として有名ですよね。

もちろん筋肉や血液を作るだけでなく、髪の毛のもとにもなっています。

実は髪の毛の90%以上が、ケラチンと呼ばれるタンパク質から構成されているんですよ。

体内のタンパク質が不足すると髪の毛の生育に問題が生じ、細くて脆い髪の毛ばかりが増えることになってしまいます。

さらに頭皮は体の末端部分にあたるので、タンパク質など栄養素の供給順は一番最後になります。

普段から積極的にタンパク質を摂っておかないと、肝心の髪の毛の成長には使われなくなってしまうので注意が必要です。

動物性タンパク質でもある卵は、植物性と比べて吸収率が高いのも魅力の1つです。

卵を2個食べれば1日のタンパク質の約1/3を摂取できてしまうので、上手に食事に取り入れて髪のために活かしましょう。

ケラチン

ケラチンとはタンパク質の一種です。

髪の毛の主成分であることはもちろん、爪や皮膚など私たちの体の角質層を形成するのに欠かせない成分です。

18種ものアミノ酸が結合することによってできており、髪や爪の元になるのは硬ケラチンとも呼ばれているんですね。

この18種類の中には、体内では作ることができないメチオニンという必須アミノ酸から合成されるものも含まれます。

つまりケラチンは食事など外部から摂り入れる必要があり、そのぶん私たちが意識的に摂取するべき栄養素だと言えるでしょう。

効率的な必須アミノ酸の摂取を数値化した、アミノ酸スコアと呼ばれる指標が存在するのですが、卵の数値はなんとパーフェクトの100。

髪の毛の健康のためにいかに卵が優れた食品であるか、よく分かりますね。

ビオチン

ビタミンHとも呼ばれ、髪の毛を作るアミノ酸の代謝をフォローし促進するのに欠かせないのがビオチン。

このビオチンは卵の黄身部分に多く含まれ、育毛効果の高い栄養素としても注目されています。

ビオチンにはコラーゲンを合成する作用もあるため、これが不足すると皮膚にも大打撃。

頭皮の荒れや脱毛、白髪などの原因になってしまう可能性が高くなります。

頭皮環境を改善し、健やかな髪の毛を育成するためにも、ぜひ摂っておきたい栄養素なのです。

ところがこのビオチン、生卵のままでは白身部分にのみ存在するアビジンと呼ばれるタンパク質と結合し、吸収を阻害されてしまいます。

ビオチン欠乏はバランスの良い食事に気を付けていれば起こることはありませんが、生卵の大量摂取には要注意。

卵のビオチンを上手く活用するためのは、黄身部分を白身に触れさせずに摂る工夫が必要なんですね。

含硫アミノ酸

含硫(がんりゅう)アミノ酸は、硫黄を含んだアミノ酸を総称したものです

代表的なものに、メチオニンやシスチン、システインなどがあり、栄養上の必須アミノ酸に分類されます。

髪の毛の大半を占めるケラチンは、この含硫アミノ酸を多く含むタンパク質

ケラチンを合成するのに必要な成分、メチオニンは体内で作り出すことができませんので、きちんと食事から摂る必要があるんですね。

ミネラル

髪の3大栄養素として、タンパク質・ビタミン群と並んで健やかな髪の毛を育てるのに欠かせないのがミネラルです。

ミネラルは髪の毛の主成分であるタンパク質の栄養素が、効率よく吸収されるためのフォロー役として優秀な成分です。

ミネラルが不足すると新陳代謝がスムーズに行われなくなり、抜け毛などさまざまな頭皮トラブルを招く可能性があります。

人の体を作るのに必要なミネラルは16種ありますが、中でも特に重要なのが亜鉛

もしタンパク質やビタミン群が充分に足りていても、亜鉛が不足していれば毛母細胞は健やかな髪の毛を育成することができません

ミネラルは体内で生成することができず、また加齢などによっても吸収率がどんどん低下します。

ミネラルを豊富に含む卵の健康効果を利用して、丈夫で強い髪の毛を育てましょう。

髪の毛に良い卵の食べ方と悪い食べ方!

完全栄養食品とも称される卵ですが、食べ方によってはせっかくの栄養素が充分に活かせないことをご存知ですか?

タンパク質・ビタミン群・ミネラルから成る髪の3大栄養素をバランス良く摂取できる卵の底力を、無駄にするのはあまりにも勿体ない話ですよね。

どんな食べ方をしても美味しく頂けますが、実は調理法次第で大きくその効用が変わってきます。

次は健やかな髪の毛作りに活かせる、良い卵の食べ方とそうではない食べ方をご紹介します。

ご自身の普段の食べ方と比べて、問題点は積極的に改善しましょう。

良い卵の食べ方

卵には黄身部分と白身部分があり、それぞれに含まれる栄養素や髪の毛の及ぼす影響は異なってきます。

髪の毛の生成に欠かせないアミノ酸の代謝を促進させるビタミンの1種、ビオチン

このビオチンは黄身部分に豊富に含まれており、そのまま摂取することでその効能を体内で充分に活かすことができます。

髪の毛の健康のためにオススメしたい良い食べ方は、ゆで卵や目玉焼きなど黄身を傷付けることなくそのまま食べられる調理法です。

後の悪い食べ方でもご紹介しますが、生のままや白身と黄身を混ぜてしまうと髪のために摂りたい栄養素が損なわれてしまいます。

白身にはしっかり火を通すことが重要なポイントですよ。

悪い卵の食べ方

お弁当の定番アイテムとしても人気の卵焼きや、手軽に新鮮な本来の味を楽しめる卵かけごはん。

ところがこれらの食べ方は、実は健やかな髪の毛作りのためには勿体ない調理法だと言えます。

その原因は白身部分に含まれる、アビジンと呼ばれるタンパク質にあります。

このアビジンには黄身部分に含まれるビオチンと結合しやすい性質があり、ビオチンの体内吸収を妨げてしまうのです。

ビオチンは髪の毛の生成を手助けするために、なくてはならないビタミン群の1つです。

ビオチンの栄養素をそのまま摂取するためには、白身部分と混ぜないことが重要なポイントです。

黄身と白身を混合してしまう卵焼きや卵かけごはんのような食べ方は、髪のためには控えた方が良いでしょう。

髪の毛に効能を与える卵パックって?

最近一部で話題になっている、卵パックをご存知ですか?

文字通り生卵をそのまま髪の毛に塗布し、パック効果で健やかな髪の毛作りを目指す美容法のことです。

確かに卵は100%天然由来の安全な食品で、頭皮に余計な負担や悪影響を与えにくいですよね。

ヘアサロンで1回数千円~数万円のパックをお願いするよりは、コストパフォーマンスも魅力的です。

生のまま髪の毛に付けても問題ないの?という心配はありますが、卵は髪はもちろん皮膚と同じタンパク質が主成分。

頭皮に優しく、しかもさまざまな美髪効果が期待できるんですよ。

まずは卵パックが髪の毛にもたらしてくれる効能を見ていきましょう。

髪の傷みを補修する

卵の黄身部分には、レシチンと呼ばれるタンパク質と脂質を結び付ける作用を持つ成分が豊富に含まれています。

このレシチンは動植物の細胞には必ず存在する栄養素で、細胞膜を構成する主成分としてなくてはならないもの。

乳化作用があるので栄養を取り入れやすくしたり、また老廃物を排泄するのにも優れた働きをしてくれるんですね。

化粧品にもよく使われているレシチンの作用を活用すれば、傷んだ髪を補修しより良い状態にキープすることは可能です。

黄身のレシチンは生で摂らないと充分な効果が期待できないので、卵パックは理にかなった美容法なんですね。

頭皮の抗菌・抗炎症作用がある

白身部分に含まれる、リゾチームと呼ばれる酵素。

風邪薬などにも使われている成分で、CMや店頭でこの単語を耳にしたことがあると仰る方もいらっしゃるかもしれませんね。

リゾチームには、病気の元となる細菌や有害ウィルスを溶かす性質があります。

その確かな殺菌作用や抗炎症作用は、頭皮環境作りにも効果的です。

余分な皮脂を取り除くだけでなく免疫力も高めてくれるので、外的ストレスに強い健やかな頭皮を目指すことができます。

頭皮に炎症が起きやすいとお悩みの方は、1度卵パックを試してみるといいかもしれませんね。

髪の毛に効能を与える卵パックの基本的なやり方!

ではさっそく、卵パックの正しいやり方を見ていきましょう。

基本的には髪の毛に生卵を塗布するという、極めて簡単なパック美容法になります。

ですが、それぞれの手順でさらに効果を高めるテクニックが使えますので、ポイントを押さえながら進めていくことが大事です。

卵が持つ栄養素を余すことなく活用できるパック法、初めての方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料の準備をする

まずは材料を準備します。

卵をほぐすためのボウルと箸に、主役の卵は1~3個

これは髪の毛の長さによって変わりますが、ショートへアの方なら1個で充分です。

また多少賞味期限が過ぎてしまっても問題ないので、冷蔵庫に食べきれなくて残った卵を見つけたらパックに活用するといいかもしれません。

さらに食品用のラップやシャワーキャップを用意しておけば、パックが垂れるの防げて便利ですよ。

パックの効果をさらに高めることができる蒸しタオルも、準備リストの中にぜひ加えておいてくださいね。

髪にかき混ぜた卵をつける

通常に生卵をかき混ぜる要領で、ボウルに割り入れた適量の卵を箸でほぐします。

ここでのポイントは大雑把にほぐすのではなく、白身と黄身を完全にかき混ぜてしまうこと。

混ぜるための菜箸を数セット用意すると簡単ですよ。

次にいよいよ塗布していくのですが、髪の毛はブラッシングしてまず汚れを落とし、整髪料などが付いている場合は軽くお湯で洗い流しましょう

ロングヘアの方は直接ボウルに髪を付けると、パックが垂れないのでオススメです。

根元や前髪など付けにくい部分には、指ですくって頭皮までしっかりなじませていきましょう。

2~30分放置して洗い流す

髪の毛全体にパックし終わったら、栄養素をよく浸透させるために2~30分ほど待ちます。

この時卵が垂れてくるのを防ぐと同時に、より浸透率をアップさせるため食品用ラップなどで髪の毛を軽く巻いておきましょう。

蒸しタオルを使えばキューティクルが開き、髪内部にさらに卵の成分が入り込みやすくなるのでオススメです。

洗い流す時は水かぬるま湯を使うこと。

お湯はパックを固めてしまい落としにくくなるので、普段より気持ちぬるめの温度がポイントです。

シャンプーとトリートメントをする

最後に、普段通りシャンプーとトリートメントを行って終了です。

卵が頭皮や髪の毛に残っていると頭皮トラブルの原因になりますので、キレイに洗い流しましょう。

洗い流した後も髪の毛に匂いが残って気になる場合は、かき混ぜた卵にレモン果汁を数滴プラスすると効果的です。

特に髪のダメージが気にならない場合、月に1回程パックを行えば充分にその効果を実感できるはずですよ。

髪の毛により良い卵パックのポイント!

卵パックだけでも髪の毛や頭皮の健康作りには充分有効ですが、どうせならその効果をさらにアップできたらいいと思いませんか?

次は卵パックに「ちょい足し」したりひと手間プラスすることで、より髪の毛の状態が改善するテクニックについてご紹介していきたいと思います。

どれもパック中に簡単に行える、手間要らずの方法ばかりですよ。

髪の深刻なダメージにお悩みの方、髪の毛にサラサラの手触りを復活させたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

オリーブオイルやはちみつを混ぜる

髪の毛のパサつきがひどい時や深刻なダメージヘアを何とかしたい時、ヘアオイルやトリートメントを使用したことがある方も多いはず。

こうしたヘアケア製品は保水保湿効果に優れ、また髪の毛内部へ浸透しやすいことで高いダメージ改善効果が認められていますよね。

そんなヘアオイルやトリートメントに使われることも多いオリーブオイルやはちみつを「ちょい足し」して、卵パックの効果をさらにアップさせましょう。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、髪の毛を保湿してしっとり保つのに効果的です。

またはちみつは傷んだ箇所の奥深くにまで浸透し、髪の毛の内部からしっかり潤いを与えてくれますよ。

かき混ぜた卵パックに数滴加えるだけでOKなので、手間がかからないのも嬉しいですよね。

蒸しタオルで髪を覆って放置する

髪の毛全体に卵パックを塗布し終えたら、食品ラップを巻く代わりに蒸しタオルを使うとより効果的

髪の毛のキューティクルは熱を感じると開く性質があり、それを利用すれば栄養素をより内部へと浸透させることが可能になるのです

髪のダメージがひどい時は、蒸しタオルの温熱効果を活かした入念なパックをオススメします。

入浴前にパックを済ませ、蒸しタオルを巻いたまま湯舟に浸かれば、血行促進の効果も期待できますよ。

髪の状態に合わせて卵を使い分ける

卵パックは全卵を使ってもいいですが、黄身部分と白身部分に分け、髪の毛の状態に合わせて別々に使い分けるとより効果的です。

例えばレシチンと呼ばれる細胞修復成分が豊富に含まれている黄身部分は、髪の毛の乾燥やダメージを改善したい方にオススメ。

ロングヘアでも2個分の卵黄で充分ですよ。

また頭皮のベタつきやオイリーヘアが気になる場合は、殺菌作用の高いリゾチームを含む白身部分を使いましょう。

卵白が余分な皮脂をしっかり取り除き、また雑菌の繁殖も抑えてくれるので頭皮環境改善にも効果的です。

まとめ

完全栄養食品の卵は食べるだけでなくパックとして使っても、髪の毛や頭皮のお悩み改善に役立つことが分かりました。

人それぞれに好きな卵料理が存在すると思いますが、髪の毛のためには食べ方も大切です。

せっかくの栄養素を無駄にしないよう、効率の良い食べ方を工夫しましょう。

卵は天然の栄養素の宝庫です。

卵を上手に取り入れて、体の中からも外からも美しい髪の毛作りを目指しましょう。